急遽、ヘンリー・マンシーニの
「酒とバラの日々」を編曲することになり、
でもそういえば映画ちゃんとみてないよな、
と思ったので
Amazon Primeでレンタルして観てみました。
カップルがアル中になってしまう話、
というのは知ってたのですが
二人が出会う場面、付き合うことになる場面などで、
すでにその後の二人の荒れっぷりを
ある程度予測できるようなキャラクター設定がされていて、
自分が悪いことしているような気分で観いってしまいました。
アルコールはほどほどに。
ところで、
この映画のタイトル
「酒とバラの日々」ですが
英語では
「Days of Wine and Roses」
なんです。
よってマンシーニの曲もそのタイトル。
元々は、映画の中でつぶやかれる、
アーネスト・ドーソンの英詩の一節の
「Days of Wines and Roses」からつけたものだから。
なんだけど、
映画見てみたら、
ほとんどワインは飲みません。
ウィスキーとかジンとか、
ハードリカー系ばっかりです。
ま、そりゃそうかもしれません。
ワインをアル中になるくらい飲むのは、
かなりな量いかなくちゃいけないから
まあまあしんどいと思います。
身体もお財布も。。。。
というわけで、
日本語のタイトルの方がこの映画にはあっていますよね。
そして、
「儚きはワインとバラの日々・・」
と歌う英詩に託して悲観するしかない主人公二人の
現実社会で置かれた環境とか、
それに対する言い尽くせぬ心の底での不満やわびしさなどが
お酒に溺れるという後半の展開の
重い伏線となっています。
音楽の流れる部分も限定されたシリアスな映画です。
でも最初の方の二人の初デートのシーンで、
なんとクラシック・ギターソロで
メインテーマがうっすら流れていて、
ネタとしてはかなり助かりました。
一回ほぼそのまま完コピしました。
この曲は
ジャズのスタンダードとして
とてもたくさんの人に演奏されるようになるわけなのですが
ヒット曲の誕生というのは、
予測できませんよね....
ちなみに僕は、
アルコール中毒系の映画では
デンゼル・ワシントンの『フライト』
という映画が好きです。
アルコール中毒系の映画、
っていうジャンルがあればの話ですが...