池辺晋一郎先生とご一緒の演奏会。
水戸芸術館のクリスマスでご一緒したのが2018年、
あ、その翌年が東京文化会館の僕のバースデーコンサートで
先生の曲もプログラムだったのでいらしていただけて、
ほんとにコロナを挟んで(!?)の再会。
「ギターは耐え、そして希望し続ける」にも、
いつも新しい発見があり、
今回は特に、8弦ギターで弾くのであるしかけをしております。
2007年に池辺先生にこの作品を書いていただいた時、
先生が初稿をお送りくださって、
それを譜読みして弾いてみた上で
打ち合わせがしたい、とおっしゃられて
幡ヶ谷のスタジオでお会いしたのです。
で、驚くべきことに、
池辺先生のスコアは完璧で、
ギターで弾けないところがほぼ、ない。
一箇所だけ、ポジション上は可能なんですけど、
音を全部押さえるには指がかなり不可能なストレッチになってしまうところがあり、
しかもそこはオクターブで鳴っている音があったため、
片方削除していただき、
ハーモニクスで出した方が綺麗な音に
ハーモニクス記号をつけたのみ、で出版されているのです。
でも、今回、
ふふふ、、、、
8弦ギターなので、
そこ、押さえられるんです。
初稿にあって削ってもらった、たった一つの音、ですが、
それも全部弾けます。
結果、手前味噌ながら、そこ、
かっこいいです。
めっちゃ楽しみです〜〜〜。
