カルロス・ガルデル~青木菜穂子編:想いの届く日
カルロス・ガルデル~青木菜穂子編:首の差で
青木菜穂子さん、北村聡くん、そしてベースの田中伸司さんという
日本のタンゴ界のトップ奏者が3人で組んでいる
‘トリオ・セレステ’というユニットがあります。
数年前にそちらにゲストとして参加させていただいたのですが、
青木さんの編曲による古典タンゴの数々がとても洒脱で粋なのです。
ガルデルはタンゴ歌手としてだけではなく、
銀幕のスターしても活躍しました。
そしてそれらの映画のために素晴らしい歌曲を
たくさん残しました。
「思いの届く日」のシーン
「首の差で」
ゲイリー・ボナー&アラン・ゴードン:ハッピー・トゥゲザー
1997年に話題になった映画『ブエノスアイレス』。
この映画の登場人物の愛憎劇を乾いた諦めにしてしまうかのような
エンディングで流れるタートルズの名曲「ハッピー・トゥゲザー」
実は『ブエノスアイレス』の英語のタイトルも『ハッピー・トゥゲザー』
なのです。
今回はこのロックの名曲を
タンゴ、あるいはミロンガのテイストでお届けしようと思っています。
ガトー・バルビエリ:ラストタンゴ・イン・パリ
こちらは僕のコンサートではお馴染み
「ラスト・タンゴ・イン・パリ」を
爽やかセッションにしてしまおう、というアレンジ。
先日の王子ホールのコンサートでも大変ご好評いただきました。
とっても盛り上がります。
アストル・ピアソラ~オズワルド・モンテス編:リベルタンゴ
これはおそらく昨年の古部賢一さんとのコンサートでも
演奏したのではと思いますが、
従来の「リベルタンゴ」とは一味違う、
少しスパニッシュな雰囲気をたたえたかっこいいアレンジ。
名バンドネオン奏者のオズワルド・モンテスさんが
シロ・ペレスさんと演奏した有名なバージョンをもとにしています。
このアレンジ、タンゴの世界ではとてもポピュラーで、
たくさんのアーティストがこのアレンジを弾いています。
もとはバンドネオンとギターのデュオですが、
今回はカルテットなので、さらに厚みが出ると思います。
ちなみに古部くんとのデュオでは
こんな感じです