去年の12月くらいだったかな?
そもそも
オーボエの吉井瑞穂さんの公演のために、
瑞穂さん、大地くんと3人で演奏できるように
バッハの宗教曲のアリアを2曲編曲してやったことがあったのですが、
それを大地くんが覚えていて、
東京 春 音楽祭の名物企画、
『東博でバッハ』
の大地くんの日を全部僕の伴奏で、と。
ほんとんにそんなことが可能なんだろうか!?!?
という気持ちと、
もともとの宗教曲のCDが大好きな性分が
ぐるぐる廻って考えているうちに、
「がんばります」
的なお返事をしてしまっていた....
編曲の手順としては
オーケストラのスコアを簡略化するだけでよかったもの、
数字つき低音を勉強しながら作ったもの、
あるいはもっと複雑で
とりあえずオケのスコアをまるごと自分用に書き写してから
キーを操作したり全部のパートをまとめた総譜を
リダクションしたりして作ったもの。。。。。
様々でしたが、
とにかく困難を極めました 😅
なのでなんとか喜んでもらえる形で終われてよかったです。
普通なら一晩に2~3曲っていう感じのアリアを集めて
それでプログラム全体を構成するなんて
すごい体力だったろうに最高に素晴らしすぎました藤木大地くん。
思えば岡本誠司さんを新幹線の中で捕まえて連れてきたときに
もうすでに彼は神がかっていたのか.....
本番歌った歌手の大地くんもブラビッシモでしたが
そのずっと前から終演までプロデュースした大地くんにも脱帽でした。
誠司くんとは結構お話できて
今の若い人たちの考え方や取り組み方、展望など
学ぶところもたくさんありましたし、
何しろ今の世界のトップ・レベルの若い奏者と
一緒に音楽ができて
世代を超えたつながりからも
生まれる何かがあるということがわかって、
とても嬉しかったです。
それにしても
よく大地くん僕を信じてまるごと預けましたよね~~~
大地くんとヴァイオリンの岡本誠司さんの素晴らしい演奏
とはまた別枠で、
信頼してくれる気持ちのありがたさを
痛感させてもらった公演でした。
大地くん、誠司くんどうもありがとうございました。
