僕は留学するちょっと前、
ですので今から25年ちょっと前から、
バロック以前のリュートや合唱の音楽を聴くのが
とても好きになりました。

留学中のホアキン・クレルチのレッスンは主にバロックで、
エリオットのレッスンでは必ず
ビウェラの作曲家とフランチェスコ・ダ・ミラノの曲を
勉強しなくてはいけなかったので、
留学中はそれなりに熱中したのですが、

帰国して仕事をしだすと、
バッハやスカルラッティなどのバロックは別として、
自分ではあまり
直接ルネッサンス時代以前のの音楽を演奏することは
なくなって行きました。

でも、
夜一人でいる時とか、
今もそうですが、
聴くと気持ちが落ち着くのは
これまでずっと変わらず、

うちのCD棚にはかなりな種類のその時代の音楽が
並んでいます。


ところが最近気づいたのですが、

なんだか知らず知らずのうちに
音程の取り方とか、
響かせ方のようなものに
影響を受けているみたいで、

5月ごろの緊急事態宣言の時に、
試しにTwitterで毎日その時代の音楽を
主に、フランチェスコ・ダ・ミラノですが、
弾き続けてみたら、

なんとなく、
自分らしい感じに雰囲気がなることを発見。

あ、そうなのか、
ま、そうだよな〜。

人生半分、
これと暮らしているわけだもんな、

と妙に納得しましたです。


そういえば、
やはりこちらも10代の後半からずっと聴いている
ジャズの曲たちも、

実は最近、
昔聴いていたものが
突然
細密に分離して聞こえる様になっていたりする、

とても不思議ですが、
人生、歳を重ねると
細かく見えてくるものもあるんですね.......

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カテゴリー 音楽
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