成城学園のCafe Beulmans でデュオ。
演奏した曲
Cartola : O Mundo É Um Moínho
Cartola : Alvorada
Jim Pepper : Witch-tai-to
Billy Strayhorn : Lotus Blossum
Daisuke Suzuki : Nina
Ornette Coleman&Pat Metheny : The Good Life
Shenandoah
Tosihiko Inoue : #5
Charlie Haden : Waltz for Ruth
Jerom Kern : All the Things You Are
Hiroshi Yoshino : 竹
Martin Rojas : En la Orilla del Mundo
Nina Simon : That's All I Want From You
前夜に吉野さんからメールが来て、
3年前に惜しまれながらなくなってしまった
サックス奏者の井上淑彦さんの書いた
生前1度か数度演奏されただけの曲を
やらないかと譜面。
井上さんは
僕の高校の先輩で、
本当なら3年まえ、その母校の100年祭で
共演させてもらえるはずだったのです。
そのまえから、
僕が尊敬するジャズ・ギタリストの田口悌治さんと
デュオやユニットの活動をされていたので
ライヴで拝見したことがありましたし、
素晴らしい演奏をいつもされる方で、
お会いしてご挨拶できるのが本当に楽しみだったのですが・・・
題名もつかず、
「#5」
とだけ書かれたその楽譜には、
とても深淵で、一筋縄では理解できないような
でも聴いていたらただひたすら美しいワルツが書かれていました。
すごく難しい曲なんで、
どうなるかなぁ、と思って演奏したんですが、
幾つかのミスした音も
録音聞くとまるでそうあるべきだったように美しくサウンドしており、
そして演奏中のテンションもすごく高いもので、
井上さんの遺された曲とそこに込められた想いにつき動かされて
演奏している自分がいました。
すごいミュージシャンだったのだなぁ、と
想いを新たにしました。