明日は松本市美術館での、
「堤清二 セゾン文化、という革命をおこした男」という企画展のイベントで
武満さんの作品を演奏します。

実は、
このテーマ、以前にもご縁があった、と申しましょうか、

2003年に
東京都現代美術館で行われた、
田中一光回顧展 におきまして、
3回のコンサートをプロデュースさせていただいたことがあります。

すごい記事でてきた↓
http://www.media-calm.com/daisuke%20essay/daisuke38.html

これは、パルコ劇場や銀座セゾン劇場で行われた
20年間にわたるミュージック・トゥデイというコンサートシリーズを
監修した武満徹さんの選んだ曲の中から、
2003年の展覧会上でも再現できそうなものを演奏するというコンサートで、
すべての曲を僕が参加して弾いたわけではありません。

(でも確か、この時、後にも先にも一度だけ、
ブローウェルの「黒いデカメロン」を弾きました。
武満さんに選ばれていたので・・・)

田中一光さんというのはLOFTや無印などのロゴを作ったデザイナーさんで、
田中一光明朝体、っていうのもあるくらい、
ひと時代を築いたクリエイターでした。

この、西武さんと関係の深かった田中一光さんの展覧会以来の
今度は堤清二さんご本人にまつわる展覧会のコンサート。

なのですが、
今回は美術館さんのご要望にお応えし、
武満さんの作品そのものにスポットをあてたコンサートとなります。

展覧会を見るのも楽しみですし、
武満さんが生きた時代の息吹を感じさせる展示の中で、
作品たちがどのように響くのか、
とても興味津々です。

プログラム

すべては薄明のなかで
All in Twilight

ギターのための12の歌 より
ザミー・フェイン:シークレット・ラヴ
ハロルド・アーレン:オーヴァー・ザ・レインボウ
中田章:早春賦

森のなかで
In the Woods

波の盆
ワルツ~映画「他人の顔」より