今年の演奏も終わって、
来年にむけてちょっと面白い事態になってきています。

というのも、年始は
曲を分析したり書いたりする仕事が多いんです。

で、せっかく家で作業する時間が取れたのだから
勉強もしようと思い、
以前からペンディング中だった
自分の技術を維持するための基礎練習に使うエチュードを
ひとつひとつ見直すことにしようと思います。

技術というのは、
時期によって変わっていくものです。

詳しいことはわかりませんが、
人間的な変化であったり、
あるいはある特定の筋肉を使いすぎて
疲労してくると、また別の筋肉を使うようになるとか、
いろいろな理由なのですが、
自分では思っていないような技術にたどり着くことがあります。

例えば、
僕は学生時代は、
指はその根元から大きく動かさないと腱鞘炎になる、
という風に教わってきたのですが、
現在では根元の関節は、自然と動く範囲でしか使わず、
主に第2間接を使って弾いています。

これを始めたのは2006年で、
最近ようやくスムーズになってきたので、
かなり時間がかかってしまったと思います。


演奏の仕事をいっさいやめてそちらに集中する期間が
3年くらいあったらもっと早く切り替わったのかな、とも思いますが、
使っていた(根元を動かす)筋肉が一回落ちきる、
そして新たに第2関節から弾く筋肉がつく、
というのに一定の時間が必要だったことは否めません。

筋肉、というか、指を動かすシステムというのは、
腱も含めて、ほんとうに毎日少しずつ、
湯葉が固まるようにしかできてゆきません。


で、今のやり方ですが、

弦に爪があたる、同時に肉にもあたってるんですが、
つまり、爪と指の間に弦をはさんで、
そこから第1関節を外側から誰かに押されたようなイメージで
第2関節から動かします。


はじめ、筋肉がないと
この動作はすごく疲れます。

それはこの動作が日常生活の中にないからだと思います。

根元、つまり第3関節から動かす動きは、
若干ものをつかむ動作に似ています。

ここで重要なことは、
ですから根元から動かす動きは、
その前に重いものを持ったとか、旅をして疲れた、とか、
そういうことに左右される、影響を受けやすいみたいです。

でも、第2関節から弾くと、
これは日常で使わない動きで弾くので、
あまり左右されない気がします。


全部気のせいかもしれないので、
その筋のお医者様とか解剖学に詳しい方に教わってみたいです。


いずれにせよ、
筋肉の動き、関節の動きをチェックするために
いろいろな練習曲を弾いてみたりしていたので、
これからさらにそれらをじっくり検証し、
ここで覚え書きにしてみたいと思っています。
カテゴリー 音楽
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