ジャズを中心に演奏されるヴィブラフォン奏者で、
ビッグバンドなども編成される作曲家としても
活躍されています。
この「二重奏曲」は、
ピアノがとてもゴージャズな役割をつとめる作品で、
僕が学生の頃に親しんでいた
80年代~90年のコンテンポラリー・ジャズの雰囲気と、
演奏されるために構築された作品としての両面を兼ね備えています。
ギターパートは、
ベースのチョッパー奏法が出てきたり、
ピアノのソロの下でグルーヴを作ったりします。
ユニゾンのフレーズも難しいですが
決まるととってもかっこいい。
昔、
渡辺香津美さんの「アストラル・フレイクス」や、
チック・コリアの「ルミネーション」、
それにヴォルフガング・ムースピールの作品などと
この曲で、一枚アルバムを作ろうとしていて
途中でそのままになっちゃったんですが、
これらの作品に囲まれても
比肩しうる、いや、目玉になり得るくらい、
素晴らしい作品です。
これは、説明するより
聴いてもらって
「かっこいいでしょ?」って言うしかない感じですね~
ちなみに、
現在香取さんは洗足音大ジャズ科の先生をされていますが、
昨年のトリオのコンサートの模様はこちら。